「TRACING THE ROOTS 2023〜旅と手しごと」展を観に、代官山ヒルサイドフォーラムに行ってきました。
前後半で出展者が入れ替わり、ボランティアに通っている船橋の福祉施設「空と海」が出展していたのは前半。ブースに並ぶ紙、木工、布…さまざまな素材に手しごとを施した作品たちが展示のテーマにしっくり馴染み、たくさんの方が足を止めて見入っていらっしゃいました。
画家の田村允克氏の展覧会、文化人類学研究者・山口吉彦さんの民族コレクションをもとにして20名のアーティストが手を加えた「ブリコラージュ展」も同時開催、こちらにも「空と海」が参加しています。ちなみに、ブリコラージュとはその場その場の限られた「ありあわせの」道具と材料を用いてものをつくる、という意味のフランス語。私はその昔、人類学者クロード・レヴィ=ストロースの著作『野生の思考』でこの言葉を知りました。興味があるもの、関心を持っているもの、好きなものが繋がるってワクワクしますよね。友達や知り合いが、自分の知らないところで繋がっているのを知ったときのように。
心が震える、充実したエキシビションでした。来年も行きたいな。





